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SEOが意味ないと感じる原因は3つ|記事制作会社が教える見極め方と対策

公開日 2026年09月16日

SEO 意味ない

「半年も記事を出し続けたのに、問い合わせが一件も増えない。SEOはもう意味ないのでは」。検索結果の上でAIが答えを返すようになり、検索からの集客は終わったという論調をSNSやセミナーで目にする機会が増えたことも、この迷いを強めているのでしょう。

しかし、多くの企業のSEO記事を構成から取材、執筆まで手がけてきた字遊堂の立場から言えるのは、意味がないのはSEOそのものではなく、どこにでも書いてある情報だけでできた記事だということです。成果が出ない理由は「順位」「成果」「クリック」のどこで止まっているかによって3つに分かれ、打つべき手もそれぞれ違うのです。

本記事では、SEOが意味ないと言われる理由から、やっても意味のない施策、成果につながる対策、取り組むべきかの見極め方まで、記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

SEOが意味ないと感じる原因は3つに分かれる

「SEOは意味ない」という声を分解すると、つまずいている場所は大きく3つに分かれます。順位が上がらない、上がっても売上につながらない、そもそも検索からクリックされにくくなった、の3つです。自社がどこで止まっているかによって、見直すべき点はまったく変わります。

つまずいている場所 よくある状態 最初に見る数字
順位 公開から半年たっても検索結果の2ページ目以降にある 狙ったキーワードの掲載順位
成果 アクセスは伸びたが問い合わせが増えない 記事から問い合わせページへ移った数
クリック 順位は変わらないのにアクセスが減った 表示回数に対するクリック率

時間をかけても検索順位が上がらない

SEOでは、施策に着手してから効果が出るまでに4か月から1年ほどかかるのが一般的です。立ち上げたばかりのサイトや、外部から紹介されるリンクがほとんどないサイトでは、1年以上順位が動かないこともあるでしょう。

順位が上がらない原因の多くは、狙ったキーワードの選び方にあります。資金力のある大手メディアが上位を固めている語を立ち上げ間もないサイトで狙っても、被リンクの数やサイト全体の実績といった、記事の中身とは別の要素で差がつき、上位に届かないのです。

ここで見落とされがちなのが、SEOは競合との相対評価で決まるという点です。自社の記事が一定の水準を満たしていても、上位の記事がそれ以上に詳しければ順位は上がりません。

アクセスが増えても問い合わせや売上につながらない

2つ目は、アクセスは伸びたのに問い合わせが増えないケースです。「〇〇とは」「〇〇のやり方」のような調べもの系のキーワードばかりを狙っていると、読者はまだ依頼先を比べる段階にいないため、記事を読んで満足して帰ってしまいます。

記事の最後にサービスの案内がない、あっても記事の内容と関係のない宣伝になっている、といった導線の問題も見逃せません。アクセス数だけを追いかけてきたメディアほど、この状態に陥りやすいと感じています。

AIの要約やアルゴリズム変動でクリックが減っている

3つ目は、ここ数年で急に増えた悩みです。Googleの検索結果の上部にAIの要約が表示されるようになり、対話形式で答えを返すAIモードも日本語で使えるようになりました。簡単な疑問なら、検索結果の画面の中で解決する場面が増えています。検索したあとにどのサイトも開かない、いわゆるゼロクリック検索が増えると、順位が同じでもアクセスは減ってしまうのです。

加えて、Googleは検索順位を決める仕組みを年に数回大きく見直しています。昨日まで上位にあった記事が見直しの翌週に大きく順位を落とすこともあるため、SEOは運任せだと感じる人が出てくるのでしょう。順位の下落がすべて記事の問題とは限りません。ただ、他のサイトと中身がほとんど変わらない記事ほど、見直しの影響を受けやすいと見ています。

SEOは意味ないのではなく成果が出るまでに時間がかかる

3つの原因を並べると、どれもSEOという手法そのものの欠陥ではないとわかります。SEOが意味ないと言われるのは、成果が出るまでの時間と難しさが、広告など他の集客手段より見えにくいからです。

広告は費用を払った直後から表示されますが、出稿を止めた瞬間に集客も止まります。一方でSEOの記事は、上位に表示されている間は追加の費用をかけずに読者を集め続けます。公開した記事が会社の資産として残る点が、広告との大きな違いです。

比べる点 SEO Web広告
成果が出るまで 4か月から1年程度 出稿した直後から
費用のかかり方 記事の制作や改善に費用がかかる 主に表示やクリックに応じて費用がかかる
止めたあと 上位にある記事は集客を続ける 集客も同時に止まる
向いている目的 継続的な集客と、比較検討中の顧客との接点づくり 短期間での集客や新商品の告知

どちらが優れているかではなく、目的によって使い分けましょう。すぐに売上が必要なら広告、1年後も続く集客の柱をつくりたいならSEOと考えると、判断に迷いにくくなるはずです。

SEO対策で意味がない代表的なものは6つある

成果が出ない原因をたどると、施策そのものが的外れになっているケースにも行き当たります。Googleが公開している「Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー」にも、順位の操作を目的としたキーワードの乱用やリンクの不正な操作が、違反行為として明記されています。代わりに何をすればよいかと合わせて整理すると、次のとおりです。

やりがちな施策 代わりに取り組むこと
キーワードの詰め込み 読者が使う言葉で自然に書く
metaキーワードの設定 検索結果に出るタイトルと説明文を整える
自作自演や購入による被リンク 紹介や引用をされる情報を載せる
文字数を稼ぐための長文 疑問に答えきる分量に絞る
上位記事の寄せ集めの量産 自社にしか書けない情報を入れる
公開後の放置 数字を見て定期的に書き直す

キーワードを不自然に詰め込む

タイトルや本文に同じキーワードを何度も繰り返す手法は、一定の効果があった時代の名残です。いまの検索エンジンは文脈から内容を読み取るため、回数を増やしても順位は上がらず、行き過ぎればスパムポリシー違反として扱われるおそれもあります。読者にとっても読みにくい文章になり、途中で離脱する原因をつくってしまいます。

metaキーワードの設定にこだわる

metaキーワードとは、ページのHTMLに埋め込む、検索エンジン向けのキーワードの一覧です。Googleの公式ブログ(2009年)にも、metaキーワードを検索順位の決定に使っていないことが明記されています。設定に時間をかけるくらいなら、検索結果に表示されるタイトルと説明文を読者の目線で見直しましょう。

自作自演や購入で被リンクを増やす

被リンクとは、他のサイトから自社サイトへ張られたリンクのことで、外部からの推薦に近いものとして扱われてきました。そのため、自分で用意した別サイトからリンクを張ったり、順位を上げる目的でリンクをお金で買ったりする手法が広まった経緯があります。こうした操作は先ほどのポリシーでもリンクスパムとして扱われており、発覚すれば順位を大きく落とすおそれがあるのです。

文字数を稼ぐためだけに長くする

長い記事ほど上位に表示されるという考え方も、根強く残っています。上位の記事に長文が多いのは、読者の疑問に答えきった結果として長くなっているからであり、長さそのものが評価されているわけではありません。同じ説明を言い換えて繰り返した記事は、読者の時間を奪うだけです。

上位記事をまとめ直しただけの記事を量産する

検索上位の記事を読み比べ、内容を並べ替えて1本にまとめる作り方は、手早く記事数を増やせる反面、読者から見ればすでに読んだ情報の焼き直しにすぎません。生成AIか人の手かを問わず、独自の価値がない記事を大量に作る行為も、先ほどのポリシーでは大量生成されたコンテンツの不正使用として扱われる場合があります。記事の数が増えても、1本ずつの中身が他と変わらなければ、サイト全体の評価は上がらないでしょう。

公開した記事を放置する

記事は公開した時点で完成ではありません。情報が古くなった記事や、順位が伸び悩んでいる記事を書き直さずに放置すると、少しずつ順位を落としていくことがあります。公開後に数字を確認し、足りない情報を補う作業まで含めてSEOだと考えましょう。

SEOで意味のある対策は問い合わせから逆算して選ぶ

では、何をすれば意味のあるSEOになるのか。出発点は、記事で集めたい読者に、最終的に自社へ何を問い合わせてほしいのかを先に決めることです。問い合わせという出口から逆算すると、狙うキーワードも、記事に書くべき内容も絞り込めます。

問い合わせに近いキーワードから選ぶ

キーワードには、情報を集めている段階の語と、依頼先を比べている段階の語があります。たとえば「SEOとは」で調べる人と「SEO記事 外注 費用」で調べる人では、問い合わせまでの距離がまるで違うはずです。

検索数が小さくても、依頼先を比べている段階の語から記事を用意すると、少ない本数で問い合わせにつながりやすくなります。情報収集の段階の記事は、その後にサイトの厚みを出すために足していく位置づけで十分です。

検索した人の疑問に順番どおり答える

キーワードを決めたら、その語で検索した人が何に困っていて、読み終えたら何ができるようになりたいのかを具体的に書き出します。検索結果の上位に並ぶ記事の見出しを見比べると、読者が共通して知りたがっている範囲がつかめるでしょう。

そのうえで、読者が次に聞きたくなる順に章を並べます。上位記事が扱っている範囲を押さえつつ、自社の経験から言える判断や注意点を足すことで、他の記事との違いが生まれるのです。

内部対策と外部対策で評価される土台を整える

記事の中身と並んで欠かせないのが、サイトの土台です。内部対策とは、関連する記事同士をリンクでつなぐ、スマートフォンで読みやすくする、表示を速くするといった、サイトの中で行う改善を指します。外部対策は、他のサイトから紹介や引用をされる状態をつくる取り組みのことです。

外部対策といっても、リンクを頼んで回る必要はありません。自社で集計した数字や現場の事例、比較表など、他のサイトが引用したくなる情報を載せることが、遠回りに見えて着実な方法だと見ています。

公開後の数字を見て書き直す

公開した記事の検索結果での表示回数や順位は、Googleが無料で提供しているサーチコンソールなどで確認が可能です。次の順に数字を見ていくと、どこを直すべきかを判断しやすくなります。

  1. 表示回数が少ない場合は、キーワードの選び方と、記事が検索した人の疑問に合っているかを見直す
  2. 表示回数は多いのに順位が低い場合は、上位記事と比べて足りない情報を補う
  3. 順位は高いのにクリックが少ない場合は、タイトルと説明文を書き直す
  4. アクセスはあるのに問い合わせがない場合は、記事の最後の案内と問い合わせページへの導線を整える

書き直しの頻度は、記事の本数や業界の変化の速さで変わるため、一律には決められません。目安としては、公開から3か月ほどたった時点で一度数字を確認し、その後は半年に1回程度見直すと、手が回らなくなる事態を防げるはずです。

SEOで意味を失っているのは誰が書いても同じ記事だ

比較記事ではほとんど語られませんが、記事制作の現場にいると、SEOの意味が薄れているのではなく、意味を失う記事の種類がはっきりしてきたと感じます。AIの時代に意味を失うのは、どこかで読んだことのある情報だけでできた、誰が書いても同じ記事です。

AIの要約はどこにでもある情報から置き換えていく

AIの要約が答えを返しやすいのは、多くのサイトに共通して書かれている情報です。「SEOとは何か」「被リンクとは何か」といった定義や一般論は、検索結果の画面だけで用が足りるようになりつつあります。

裏を返せば、定義や一般論をまとめただけの記事は、AIの要約と読者を取り合うことになります。上位記事を参考に作った記事がクリックされにくくなったのは、SEOが終わったからではなく、記事の中身がAIの要約と重なっているからでしょう。

現場の判断や失敗談は検索でもAIでも代わりがきかない

一方で、AIの要約に置き換えられにくい情報も存在します。担当者が現場で下してきた判断、うまくいかなかった施策とその理由、顧客からよく受ける質問への実際の答え方などが、その代表例です。

こうした、他の記事の引用ではなく自社で見聞きし試して得た情報を、一次情報と呼びます。Googleが示す品質評価の考え方(経験、専門性、権威性、信頼性の頭文字からEEATと呼ばれる)にも、後から実際の経験が加えられました。一次情報は他のサイトで読めないため、読者が比較の途中で記事を開く理由になりやすいのです。

独自の情報を含むページは、AIの回答に添えられるリンクの候補にもなり得ると見ています。とりわけ見落とされがちなのが、社内では当たり前すぎて誰も書こうとしない知識こそ、読者にとって価値の高い一次情報だという点です。

一次情報は担当者への取材で掘り起こせる

うちには記事にできるような独自の情報はない、と感じる担当者の方もいるでしょう。ただ、記事制作の現場で取材を重ねてきた立場から言えば、情報がないのではなく、言葉になっていないだけという場合が多いと感じています。次のような質問を社内の担当者に投げかけると、記事の核になる話が出てきやすくなります。

  • お客様から最も多く受ける質問と、そのときの答え方
  • 過去にうまくいかなかった提案や施策と、そこから変えたこと
  • 同業他社と比べて、自社があえてやっていないこと
  • 新人に最初に教える、現場ならではの判断のコツ

回答をそのまま記事にするのではなく、読者の疑問に沿って並べ直し、必要な説明を補うのが記事化の工程です。担当者が話し、書き手が構成と文章を整える分担にすると、本業の時間を大きく削らずに一次情報を記事へ落とし込めます。

SEOに取り組むべきかは3つの条件で見極める

SEOは多くの企業にとって有効な集客手段ですが、すべての会社に向いているわけではありません。次の3つの条件を満たしているかどうかで、今取り組むべきかを判断しましょう。

条件 取り組みやすい会社 慎重に考えたい会社
検索する人の有無 商品やサービスを検索で比べる顧客が多い 検索する人がほとんどいない商材を扱っている
待てる期間 1年ほど先の集客に投資できる 数か月以内に売上をつくる必要がある
作り続ける体制 記事の材料を話せる担当者がいる 記事に関わる人も時間も確保できない

慎重に考えたい側に当てはまっても、SEOが無駄とは限りません。ただ、先に広告や紹介で足元の売上をつくり、そのあとでSEOを始める順番も選択肢に入ります。

自社の商品やサービスに検索する人がいる

まず確かめたいのは、自社の商品やサービスに関連する言葉が、実際に検索されているかどうかです。Googleの広告管理画面で使えるキーワードプランナーなどを使うと、言葉ごとのおおよその検索数を調べられます。検索数がほとんどない専門的な商材でも、顧客が抱える課題の言葉では検索されている場合があるため、商品名だけで判断を下すのは早いでしょう。

1年ほどは成果を待てる

先に触れたとおり、SEOは成果が出るまでに時間がかかる手法です。記事を増やしながら数字を見て直す期間を含めると、4か月から1年ほどは投資が先行すると考えておくのが無難です。この期間はサイトの状態や競合の強さによって前後します。資金繰りの面で数か月以内に結果が必要な場合は、SEOだけに予算を寄せないほうが安全でしょう。

記事を作り続ける体制を用意できる

SEOは記事を数本出して終わる施策ではありません。記事を企画し、材料を集め、書いて、公開後に直すまでを続ける体制が欠かせません。

社内だけで回すのが難しければ、戦略や構成は社内で決め、取材と執筆を外部に任せるといった分担も考えられます。すべてを丸投げすると自社の知見が記事に入らないため、材料を話す役割だけは社内に残しておくと、記事の質を保ちやすくなるはずです。

SEOが意味ないと迷ったときの疑問に答える

SEOに取り組むかどうかを決める段階では、期間、AIの影響、体制、費用の4点で迷う担当者が多いと感じています。

SEOの効果が出るまでどのくらいかかりますか?

4か月から1年ほどが目安です。すでに運用しているサイトに記事を足す場合は早く動くこともありますが、新しく立ち上げたサイトや競合の多いキーワードでは、さらに時間がかかります。

SEOはAIの普及で不要になりますか?

不要にはなりません。AIの要約が広がっても、読者が比較や検討のために複数のサイトを読む場面は残ります。また、GoogleのAIによる概要やAIモードは、回答にWebページへのリンクを添えて表示します。AIの回答で引用されることを狙う取り組みはGEOやLLMOと呼ばれますが、求められる中身は検索で評価される記事と大きく変わりません。定義や一般論だけの記事の価値は下がる一方で、一次情報を含む記事の役割はむしろ大きくなると見ています。

SEO対策は自社だけでもできますか?

できます。キーワードの選定から執筆、公開後の見直しまで、社内で完結させる企業も少なくありません。ただし、次のような状況では外部の力を借りたほうが早く成果に近づくでしょう。

  • 記事を書く時間を担当者が確保できない
  • どのキーワードを狙うべきか判断がつかない
  • 社内に知見はあるが、文章にまとめる人がいない

外部に頼む場合も、狙う読者と問い合わせにつなげたいサービスを社内で決めておけば、依頼先との認識のずれを防げるでしょう。

SEO対策を外注すると費用はどのくらいかかりますか?

依頼する範囲によって大きく異なります。記事の制作だけを任せる場合は1本あたり数千円から数万円が一つの目安で、取材や専門家の監修を含めると10万円を超えることもあります。戦略の立案やサイト全体の改善まで任せる場合は、月額十数万円から数十万円の幅で見ておくとよいでしょう。金額は文字数、取材の有無、修正の回数などで変わるので、見積もりの際は何が含まれているかを確認してください。

まとめ|SEOに意味があるかは記事に載せる情報で決まる

SEOが意味ないと感じる原因は、順位が上がらない、成果につながらない、クリックされにくくなった、の3つに分かれます。どこで止まっているかを見極めれば、打つべき手は自然に絞られるはずです。

  • 順位が上がらないなら、キーワードの選び方と上位記事との差を見直す
  • 成果につながらないなら、問い合わせに近いキーワードと記事の最後の案内を整える
  • クリックされにくいなら、自社にしか書けない一次情報を記事に加える

AIの要約が広がったいま、SEOの成果を左右するのは、記事に自社ならではの情報が載っているかどうかです。

字遊堂はこれまで、多くの企業の記事を、担当者への取材から構成、執筆まで一貫して手がけてきました。自社には記事にできる独自の情報がないと感じている企業ほど、担当者の話の中に、読者が求める一次情報が含まれていることが多いのです。社内の経験を取材で引き出し、検索する人の疑問に沿った記事へ仕立てる工程から、字遊堂にご相談ください。

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