Loading...
お問合わせ
070-8485-1328
ブログ

「何を作るか」より「なぜ作るか」|クリエイターの商談を変えるゴールデンサークル式・自己紹介術

公開日 2025年11月12日

「何を作るか」より「なぜ作るか」|クリエイターの商談を変えるゴールデンサークル式・自己紹介術

クリエイターにとって、作品は最大の名刺だと思いがちです。
「ポートフォリオさえ見せれば実力が伝わる」と考える方もいます。
しかし、初対面の商談で、いきなり作品をじっくり見てもらえるとは限りません。
多くの発注者は、最初に「どんな価値観を持った人なのか」「安心して任せられるのか」を判断しています。

この“最初の数十秒”で信頼をつかむのに役立つのが、サイモン・シネック氏が提唱した「ゴールデンサークル理論」です。
WHY(なぜ)、HOW(どのように)、WHAT(何を)という3段階で自己紹介を組み立てるだけで、印象が大きく変わります。

多くのクリエイターはWHATから話してしまう

多くの自己紹介は、次のような「WHAT=できること」から始まります。

  • Webデザインができます
  • ライティングをしています
  • 動画を制作します

これらは正しい情報ですが、相手の記憶には残りにくいものです。
同じスキルを持つ人が世の中に無数にいるため、差別化が難しいからです。

最初に伝えるべきは“WHY”

自己紹介の順番を入れ替えるだけで、印象が大きく変わります。
最初に伝えるべきなのは「WHY=なぜその仕事をしているのか」です。

  • なぜ書くのか
  • なぜデザインするのか
  • なぜ映像で表現するのか

ここに込めた思いや価値観は、唯一無二の個性になります。

たとえば、以下のような言葉は相手の心に届きやすいです。

  • 企業やサービスの魅力を正しく伝え、良い取り組みが埋もれないようにしたい
  • 小さな会社でも、伝え方次第でファンを増やせると知ってほしい
  • 想いやストーリーを形にして、人の行動を変えるきっかけを作りたい

WHYは、クリエイターの「存在意義」そのものです。

次に伝えるのが“HOW”

WHYが伝わると、相手は「その想いをどう実現するのだろう?」と考えます。
そこで語るのが「HOW=どのように価値を出すか」です。

  • 丁寧な取材やヒアリングを行う
  • 目的から逆算した構成を作る
  • 読者が行動したくなる文章を設計する
  • トーンや世界観を揃えたデザインにする

HOWを語ることで、単なる“作業者”ではなく、“専門家”として見てもらえます。

最後に“WHAT”

最後に伝えるのが「WHAT=具体的な仕事内容と実績」です。

  • コーポレートサイトの文章制作
  • 採用サイトのストーリー設計
  • 企業のインタビュー記事制作
  • 年間〇本以上の動画制作

同じ実績でも、WHY→HOW→WHATの順で話すことで、「頼れるパートナー」という印象が生まれます。

1分でできる自己紹介テンプレート

【テンプレート】

  • WHY:なぜこの仕事をしているのか
  • HOW:どんな方法で価値を出しているか
  • WHAT:具体的な業務・実績

【例文】

私は、企業やサービスの魅力を“言葉”で正しく届けるために、ライティングを行っています。
丁寧な取材と構成を重視し、読者が行動したくなる文章を作ることが得意です。
これまでに、コーポレートサイトや採用サイトの文章制作を担当してきました。

1分以内でも、この順番で話すだけで“説明”ではなく“価値提案”になります。

活用できる場所は商談だけではない

ゴールデンサークルは、自己紹介以外にも応用できます。

  • SNSプロフィール
  • ポートフォリオサイトの冒頭
  • 名刺の裏面
  • プレゼンの導入
  • 営業メールの最初の一文

「何をする人か」だけでなく「なぜその仕事をしているのか」が伝わると、印象は大きく変わります。
クリエイターは営業が苦手と言われがちですが、実際は“伝え方の型”を知らないだけです。

選ばれるクリエイターは、想いを語れる

  • WHATから話すと埋もれやすい
  • WHYから始めると、理念や価値観が伝わる
  • HOWを続けると専門性が伝わる
  • WHATで実績が生きる

「何を作るか」より「なぜ作るか」。
この順番を意識するだけで、自己紹介は営業ツールになります。
作品だけに頼らず、想いを言語化できるクリエイターが、指名される時代です。

↓
お問い合わせはコチラ

メールでのお問い合わせは24時間365日受付中!

070-8485-1328

電話対応時間:平日10時~18時(土日祝をのぞく)